「ボーダーコリーの火葬はどのくらいかかるのか」と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

愛するペットの旅立ちを後悔のないものにしたいと思うのは、大切なご家族だからです。しかし、同じ火葬でも火葬方法により埋葬の仕方も変わってきます。

本記事では、ボーダーコリーの火葬費用をはじめ、火葬の種類やご遺骨の保管などを解説します。

ボーダーコリーの特徴

ボーダーコリーは非常に運動能力が高く、飼い主に従順な一面をもっています。飲み込みも早く、しつけに苦労することも少ないと言われます。

その分、毅然とした態度で接することが非常に大切です。賢いため、飼い主が優柔不断な指示や態度を取ってしまうと、ボーダーコリーは混乱してしまいます。

遊ぶことが非常に大好きなため、運動する時間をたくさん作ってあげましょう。

ボーダーコリーを火葬する場合いくらかかる?

ボーダーコリーを火葬する場合いくらかかる?

ボーダーコリーは中型犬の仲間です。中型犬を火葬すると費用はどのくらいかかるのか、火葬プランごとに3つ解説していきます。

また、火葬がどのように執り行われるのかも合わせて解説していきます。

個別火葬

他のペットと一緒ではなく、ご家族様のペットのみを火葬する方法が個別火葬です。個別での火葬とはなりますが、火葬炉に入炉するのを立会うことはできません。

火葬し焼却されたご遺骨はスタッフの手で骨壷へご収骨され、ご家族様の元へご返骨されます。ご遺骨の保管はご家族様のご意向に沿われます。

そのため、どこでご遺骨を保管するのか、あらかじめご家族で話し合っておくといいでしょう。

中型犬の場合、個別火葬の費用相場は35,000〜45,000円程度でしょう。

合同火葬

合同火葬は他のペットと一緒に火葬される方法です。ご家族様の手元にはご遺骨はご返骨されません。

焼却されたご遺骨はスタッフの手により骨壷へと収骨しましたら、葬儀社やお寺などにあります合同の墓地へと埋葬・供養されます。

中型犬の場合、費用は28,000〜35,000円程度です。

立会い火葬

立会い火葬は、火葬炉にご入炉するところから火葬終了まで最愛のペットに寄り添うことができる火葬です。

個別・合同の場合、ご遺骨のご収骨はスタッフが行っていますが、立会いはご希望がありましたらご家族様の手でペットのご遺骨を骨壷にご収骨することができます。

ご遺骨はご返骨されますので、保管先を決めておくといいでしょう。中型犬の場合、費用は38,000〜45,000円程度のことが多いようです。

自治体に火葬を依頼する

葬儀社やお寺など以外に、自治体でも火葬を依頼することができます。自治体になるため、ご遺体を火葬するのみになり、ご返骨がない可能性も高いです。

自治体により費用は異なりますが、火葬のみのため数千円〜10,000円ほどです。火葬の中で、一番費用を抑えて火葬することができます。

ご自身がお住まいの自治体ではどのような火葬が行われるのか、一度確認してみるといいでしょう。

火葬以外の葬儀とは?

火葬以外にどのような葬儀が執り行われるのでしょうか。火葬以外で執り行われているのは埋葬と出張葬儀です。どのような葬儀内容なのかご紹介します。

埋葬

穴を深く掘り、穴の中にご遺体をそのままの状態で埋める方法が埋葬(土葬)です。最近は火葬が主流になりつつありますが、少し前は埋葬が多かったです。

ご自宅に庭やペットのご遺体を埋めてもいい場所がある場合に限ります。法律で決められており、土があるところであれば、どこに埋めてもいいというわけではありません。

ご遺体を埋めていい場所がない場合は、火葬を選択するのがいいでしょう。

出張葬儀

ご自宅まで葬儀社のスタッフが出張をし、火葬炉を備えた専用車で火葬を行うことができる出張葬儀があります。

日時を指定すれば、葬儀社からご自宅へ訪問するため、ご自宅でゆっくり過ごさせたいと思っている方や、ご自身では移動が難しい方でも安心して火葬を行えます。

環境に配慮した火葬炉にてご遺体を焼却するため、その点も安心して火葬を依頼できるでしょう。

葬儀をした後のボーダーコリーのご遺骨はどこに保管する?

葬儀をした後のボーダーコリーのご遺骨はどこに保管する?

個別や立会い火葬をご希望された方は、ご遺骨はご返骨されます。ご遺骨を保管する場所はペット霊園をはじめ、納骨堂、ご自宅で保管することが可能です。

ペット霊園

ペット霊園にて、ボーダーコリー専用のお墓にご遺骨を保管する方法です。霊園によってお墓の種類は異なりますが、永代供養や樹木葬などがあります。

最近はペットと一緒に眠れる霊園もありますが、まだ数は多くありません。将来、ペットと一緒にとお考えの方は検討されるのもよいでしょう。

納骨堂

墓地以外に、ご遺骨を棚の中に納める納骨堂もあります。葬儀社やお寺などがご用意しております。仕切りが一つひとつ区切られているため、区切られたスペースの中をペット一色にすることも可能です。

保管するのに費用は定期的にかかってしまいますが、手元におけない方にとってはありがたい保管場所ではないでしょうか。

ご自宅で保管

ペット霊園や納骨堂でご遺骨を保管するのではなく、ご自宅でご遺骨を保管するケースも増えています。愛するご家族だからこそ、いつでもそばにいたいと思うでしょう。

ご自宅でご遺骨を保管するため、他の保管方法より費用はかからないですが、扱い方を間違えるとご遺骨にカビが生える可能性があります。

ご遺骨を収骨している骨壷ですが、陶器製です。高温のご遺骨を収骨するには適していますが、長期保存に適している形状ではありません。そのため、湿気がこもりやすくカビが生えやすい環境になっています。

湿気が骨壷の中に溜まらないよう、定期的に骨壷の中の空気を循環させたりシリカゲルといった乾燥剤を入れたりしましょう。乾燥させることで、ご遺骨にカビが生えるのを防ぐことが可能です。

ボーダーコリーの火葬の流れ

ボーダーコリーが亡くなったら、火葬を依頼する葬儀社を見つける前にご遺体の安置を行いましょう。死後硬直が始まってしまうため、楽な姿勢で安心して眠れるように手足を動かしてあげます。

その後、ご遺体を柔らかいタオルやペットシートの上などに優しく置いてあげます。死後、腐敗は進むため、お腹や背中といった内蔵が集中しているところに保冷剤を置いておきましょう。

ご遺体の安置が終わりましたら、火葬をしてくれる葬儀社を見つけます。深夜や早朝など、どの時間でも対応してくれる24時間365日の葬儀社に絞るといいでしょう。いつでも連絡が取れる点は非常に安心材料です。

葬儀社が決まりましたら、次はボーダーコリーの葬儀日時を決めます。葬儀社を決めるときに、メールやお電話などで打ち合わせが可能かどうか事前に調べておくとスムーズです。

執り行う火葬のプラン・葬儀の日時が決まりましたら、棺をご用意しましょう。段ボールでも問題ないですが、ご遺骨に支障をきたす場合があります。火葬に適したものが安心できます。

棺の中には、生前ペットが大好きだった食べ物やお花などを入れてあげましょう。棺にご遺体が入棺できましたら、火葬炉へご入炉します。

焼却が終わりましたら、ご遺骨を骨壷に収骨し、ご家族様の元へご返骨し合同の墓地へ埋葬し供養という流れになります。

ボーダーコリーの最期のお別れまで大切に過ごそう

身体能力が高く、飼い主に従順なボーダーコリーとはたくさんの思い出を持たれるご家族が多く、お別れは本当に辛いものがあるでしょう。

しかし、たくさんの愛情を注いだとしても残念ながらお別れはやってきてしまいます。だからこそ、悔いのない最期を過ごしてほしいと思うでしょう。

COCOペットでは、最期の最期までペットとご家族様の気持ちに寄り添えるよう、対応はもちろん、スタッフへの教育をしております。いつでもご相談できますので、どのようなプランがあるのかなどお問い合わせしてみてください。