大切な家族であるモルモットとも、いつかはお別れのときがやってきます。モルモットはどのように死を迎えるのか、亡くなってしまったらどう対処すればよいのかがわからず、不安に思っている方もいるのではないでしょうか。

モルモットの寿命や死の兆候、死後の対応、埋葬に関する知識があれば、不安はある程度軽減され、モルモットとの今の生活をより楽しめるでしょう。

この記事では、モルモットの死の兆候や亡くなったあとの対応方法、火葬の流れなどを解説します。

モルモットの火葬から供養までの流れ

モルモットの火葬から供養までの流れ

亡骸を火葬せずに自宅の庭などに埋めることも可能ですが、臭いや虫の発生、ほかの動物が掘り起こす可能性を考えると、埋葬の前に火葬してあげることをおすすめします。ここでは、火葬を行なう場合の流れや注意点を解説します。

火葬業者を選び連絡する

まずは、火葬を民間業者に依頼するか、自治体に依頼するかを検討します。自治体によっては動物の火葬に対応していない場合もあるため、よく確認しておきましょう。

なお、自治体の場合は「火葬」というより「処分」という位置付けになるため、手厚い供養を望む方は民間業者への依頼をおすすめします。

火葬業者は、ホームページや口コミをチェックする、見積書をとる、スタッフの対応の質を確認するなどして慎重に選んでください。 民間業者での火葬の場合、一般的に「合同火葬」「一任個別火葬」「立会い個別火葬」「訪問火葬」などのプランが用意されています。火葬のプランにより流れが異なるため、内容をよく確認し、希望や都合に合わせて選びましょう。

訪問火葬サービスのCOCOペットでも24時間365日、ペットの葬儀に関するご相談を受け付けています。

埼玉、東京(島しょ部除く)、千葉、神奈川、茨城エリアで最安を目指していますので、ペットのお見送りについてお考えの方は一度ご相談ください。

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火葬を実施する

選んだ火葬プランにより、火葬を実施しましょう。各火葬プランの説明を簡単にまとめたので、参考にしてください。

合同火葬:ほかのペットとともに火葬する方法
一任個別火葬:個別に火葬したあと、火葬場のスタッフが収骨する方法
立会い個別火葬:ご家族が火葬へ立ち会って収骨を行なう方法
訪問火葬:ご自宅に葬儀業者が訪問してペットのご遺体を預かり、火葬車で火葬したり、葬儀会社所有の火葬場で火葬したあとにご返骨したりする方法

詳しくは、以下を参考にしてください。

合同火葬

合同火葬は、他のペットと一緒に火葬する方法です。火葬の種類の中でも一番低価格で、費用を抑えて火葬してあげられます。

合同火葬は、立会いとお骨上げができず、ご遺骨はそのまま共同の墓地や供養塔に納骨されます。ご遺骨をご返骨してもらいたい方には不向きな方法です。

他のペットと一緒に火葬してあげたい、天国でも寂しい思いをしないようにしてあげたいとお考えの方におすすめです。

個別一任火葬

個別一任火葬は、業者にモルモットのご遺体を預けて個別で火葬してもらう方法です。

火葬はスタッフにすべて行ってもらうため、立会いとお骨上げはできません。火葬後は、ご遺骨を飼い主様にご返骨されます。しかし、プランによりご遺骨を返却してもらえない場合もあるため、事前に火葬業者に確認しておきましょう。

モルモットの金額目安は1万5000円程度です。火葬はしてあげたいけれど、火葬されている姿を見るのはつらい方に個別一任火葬がおすすめです。

個別立会い火葬

個別立会い火葬は、ペットの火葬に立会い、お骨上げまでするプランです。火葬前にお別れのセレモニーが開かれるプランもあり、最後までしっかり感謝の気持ちを伝えられます。

お別れを伝えた後は、火葬を行い、飼い主様によりお骨上げが行われます。ご遺骨はそのまま自宅に持ち帰るか、納骨堂やペット霊園で供養する方法から選択可能です。 個別立会い火葬は気持ちの整理がつきやすく、悔いなくお別れできるプランの一つです。

訪問火葬

訪問火葬は、自宅まで火葬車が来て駐車場や近隣で火葬する方法です、訪問火葬は、24時間対応していることが多く、早朝や夜しか火葬する時間が取れない飼い主様におすすめです。

また、訪問火葬はご遺骨をご返骨してくれる業者がほとんどです。ペット火葬車は環境に配慮された作りとなっていますが、自宅付近で火葬が行われることをよく思わない方もいます。 自宅付近で火葬する際は、近隣住民への配慮も行いましょう。

自分に合った方法で供養を行なう

火葬後は、飼い主の希望に合わせて供養を行ないます。 供養には人それぞれの形があり、厳密な決まりはありません。「合同埋葬でほかの子たちと一緒に眠ってほしい」「いつでもそばにいられるよう自宅で保管したい」など、飼い主様の希望に合わせて決めてください。

庭に埋葬する

ご遺骨を庭に埋葬する方法は、供養の中でも人気の方法です。火葬してから埋葬すると、土葬よりも早く土に返してあげられます。

また、土葬の場合はご遺体をそのまま埋葬するため、害獣やにおいのトラブルが発生するリスクがありますが、ご遺骨を埋葬するとトラブルを防ぐことが可能です。

ペット霊園で供養する

ペット霊園では、人と同じようにペットのお墓を個別に建てられます。期間を決めての供養と永代供養からプランを選択できます。また、個別でお墓を建てるのではなく、共同墓地で他のペットと埋葬することも可能です。

家から離れた場所で供養することで、ペットロスにもなりづらく気持ちの整理がつきやすくなることもメリットです。 自分のペットだけを自由に供養でき、ペット霊園により定期的に法要を行ってくれる場合もあります。

手元供養する

手元供養は、自宅で供養する方法です。人と同じようにペット用の仏壇を置くと、自宅でいつでも手を合わせて、お供物をあげられます。できるだけペットの近くにいてあげたい方におすすめの方法です。

一般的な供養方法のため、ペット供養の商品も多く販売されており、手軽にく供養できます。

しかし、家で長く供養することは難しく、自分が歳をとった場合、後に誰に供養してもらうかを考えなければいけません。また、近くにご遺骨があるとペットロスが長引いてしまうおそれがあります。

ペットロスが長引いている場合は、カウンセリングで話を聞いてもらうことも可能です。

モルモットの寿命は5〜10年

モルモットの寿命は5〜10年

個体差はあるものの、モルモットは3~4歳から老化が始まり、5~10歳で寿命を迎えるとされています。モルモットの10歳は人間だと90歳くらいにあたるため、小動物のなかでは比較的長寿だといえるでしょう。

なお、ギネスに登録されたモルモットの長寿記録は14年10ヵ月です。人間に換算すると140歳ほどという、驚きの記録もあります。

モルモットの死期が近いときに見られる兆候とは

モルモットの死期が近い兆候を事前に理解すると、飼い主様も心の整理ができるでしょう。老衰により亡くなる場合の兆候を解説します。

老衰死が近いときに見られる兆候

モルモットが老衰により死を迎える場合、以下の兆候が見られるようになります。

  • 元気がなく運動をしなくなる
  • 食欲の低下、体重減少
  • 下痢、嘔吐の症状が見られる
  • 呼吸の乱れ
  • 体温の低下 など

モルモットの体調は急変しやすいため、死の兆候は発見しにくいものです。それでも、日々注意深く観察しておくことで、わずかな変化に気付ける可能性が高まるでしょう。

また、症状がまったくない場合もあるため、少しでもいつもと様子が違うと感じた場合はすぐに医師に相談しましょう。

突然死の可能性も

モルモットは病気の症状や老衰の兆候を見せずに、突然死んでしまうこともあります。突然死の代表的な原因としては、以下が挙げられます。

  • ビタミンC欠乏症……ビタミンCが不足すると骨や歯の変形、皮膚状態の悪化を引き起こし、感染症につながる
  • 不正咬合……歯並びのバランスが悪くなり、歯の付け根に炎症が起こることで鼻腔やあごに腫瘍ができる。細菌感染が全身の臓器に広がると、死につながることもある
  • 結石症……尿中のミネラル分が石化して尿道が詰まることで、膀胱の破裂、急性腎不全を引き起こすことがある

突然死を可能な限り防ぐためには、食事で栄養を十分に摂る、皮膚や口の中の状態をこまめにチェックするなどの対策をとりましょう。少しでも異変を感じたら、速やかに獣医師の診断を受けてください。

モルモットが死んだらまずすべきことは?

ここからは、モルモットが亡くなってしまったときに飼い主がするべきことを解説します。

体をきれいな状態にする

まずは、体の状態をきれいに整えてあげましょう。

腐敗を遅らせるうえで、清潔な状態を保つことは大切なポイントとなるため、必ず行なってください。

鼻、口、肛門などから体液が出ていないかを確認し、汚れている場合は濡れたガーゼなどで優しく拭き取ります。体液の流出が止まらない場合は、清潔な脱脂綿などを当てておきましょう。最後にそっとブラッシングして、毛並を整えます。

ご遺体の体勢を整える

モルモットは、死後2~3時間で硬直が始まります。体が完全に固まると動かせなくなってしまうため、早めに手足を中側に丸め、自然な体勢に整えてあげましょう。

目を開いたまま亡くなった場合、可能であれば瞼を閉じます。閉じるのが難しい場合は無理をせず、ハンカチなどで目を覆ってあげてください。

ご遺体を適切に安置する

体を清めたら、清潔なペットシーツや新聞紙を敷いた棺・箱などに亡骸を寝かせてあげましょう。

安置したら、腐敗防止のために保冷を行ないます。保冷剤やドライアイスを布で包んで箱に敷き詰め、涼しく日の当たらない場所に安置しましょう。ドライアイスや保冷剤が溶けないように、こまめに取り換えるようにしてください。

適切な保冷により4日~1週間程度はきれいな状態を保てますが、埋葬までに時間がかかる場合は冷蔵庫の使用も選択肢の一つです。

大切なモルモットを適切に火葬してあげよう

モルモットの平均寿命は5~10年ほどです。今回紹介した死の兆候が見られたら、速やかに獣医師に相談しましょう。モルモットが亡くなったら適切に対応し、希望のプランにて火葬してあげることをおすすめします。

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お見送りの際の火葬プランも、ペットの種類によって6,600円(税込)からさまざまなプランを提供しており、一般的な猫や小型犬であれば、17,600円(税込)から、中型犬であれば28,600円(税込)から、火葬方法やご供養の希望によってプランを選んでいただけます。

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