「大型犬の愛犬が歩けなくなってしまった。どうしよう」と悩んでいませんか。

大型犬が歩けなくなってしまう原因としては老化や病気、ケガなどが考えられ、不安に思う飼い主様も多いと思います。

本記事では、大型犬が歩けなくなってしまった際の対処法・予防法などを解説していきます。

大型犬が歩けなくなった場合に生じる問題

大型犬が歩けなくなった場合、生活する上でのトラブルが起こりますので、適切に対処する必要があります。

生活の質が下がる

歩けなくなると、大型犬にとっては大きく生活の質が低下する可能性があります。

普段できていた適度な運動ができないことで、全身の免疫力が低下しやすくなりますし、ストレスが溜まって体調に支障をきたすこともあります。

上手に排便できない

歩けなくなったり、立てなくなったりすると排便の姿勢をうまくとれず、上手に排便できないことがあります。

便が硬いと排便しにくいので、なるべく硬くならないように食事を調整しましょう。

大型犬が歩けなくなる原因

大型犬が歩けなくなる原因としては、以下のようなことが考えられます。

加齢による筋力の低下

健康な大型犬が歩けなくなるケースで、最も多い原因が筋力の低下です。主に加齢によるもので、治療の対象にならないことも多いです。

犬は基本的に7〜8歳からシニアの仲間入りをします。大型犬の8歳は人間の61歳と言われていますので、この頃からは一層大型犬の筋力に注意をしてあげましょう。

外傷、一時的な打撲

何かに足をぶつけて一時的に痛みが出た場合、最初はふらついたりしますが、時間が経つと、普通に治ることがあります。

症状が続かなければ、特に病院を受診する必要はありません。

脳疾患

犬の脳に先天的な異常があったり、腫瘍・炎症等の後天的な異常があったりすると、後ろ足に力が入らない、ふらつく、よろけるといった症状が起こることがあります。

関節炎、関節痛

関節炎の原因は、先天的な関節の構造の形成不全、免疫性疾患による関節の構造破壊などがあります。大型犬は、小型犬と比べると、関節炎の発症リスクが高いので注意が必要です。

馬尾症候群

馬尾症候群は、腰仙椎関節付近における脊髄、神経根、馬尾の圧迫によって起こる神経症状を伴う症候群です。 一般的には、中・大型犬に多くみられ、オスの方が発症しやすいです。

大型犬が歩けなくなった場合に考えられる病気

大型犬が歩けなくなった場合に考えられる病気

犬が歩けない原因が病気の場合、早期発見、早期治療が重要になります。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、背骨と背骨のクッションの役割をしている椎間板が、何らかの原因で背骨の中の神経を圧迫することで、痛みや麻痺を引き起こす病気です。 

軽度であれば、「激しい運動をしなくなった。」と感じる程度ですが、病状が進行すると、足を引きずるような歩き方になります。

変性性脊髄症

変性性脊髄症は、後ろ足の麻痺から症状が始まる病気です。腰がふらつく、後ろ足が交差してしまって歩けないなどの症状がみられます。 前足まで麻痺が進むと、起き上がることができなくなり、失禁もするようになります。

ウォブラー症候群

「犬の頸椎すべり症」と呼ばれる病気で頚部脊髄の圧迫病変により頚部痛、跛行、四肢麻痺などの臨床症状を引き起こします。

大型犬に多い病気で、初期では、後ろ足がふらついたり、開脚したりする症状がよくみられます。

股関節脱臼

腰にある骨盤と太ももの骨(大腿骨)をつないでいる関節の股関節に強い力が加わるなどの原因で、骨盤の受け皿から太ももの骨が外れてしまう病気です。

外れた足を上げたまま3本足で歩いたり、あまり動かなくなったりします。

病院に行くべきタイミングと行く前にチェックするべきこと

以下は、愛犬を病院に連れていく前にチェックするべきポイントです。

意識状態:はっきりしているのか、ぼーっとしているのか、全くないか

呼吸状態:荒くないか。安静時の呼吸数が40回/分以上は異常。

誤食の痕跡がないか:特にヒトの睡眠剤や抗うつ剤、解熱鎮痛剤などは注意

糖尿病管理中の犬:インスリンの過剰投与がなかったか

上記のポイントを整理しておくことで、獣医師への手助けになりますし、緊急治療の場合、早く対応をしてもらうことができます。

大型犬が歩けなくなってしまった際の対処法

大型犬が歩けなくなってしまった際の対処法

愛犬が歩けなくなってしまった場合、できることをすぐ行うことで回復につながります。

ケージに入れて動けなくする

まずはケージに入れて動けないようにしましょう。

無理に動くと症状が悪化したり、倒れてほかの部位を傷めてしまったりする可能性があります。

動物病院に連れて行く

動物病院に連れていくことも確実な方法です。

歩けなくなった原因が筋力の低下によるものなのか、病気によるものなのかを検査によって見極めることが可能です。

リハビリを行う

椎間板ヘルニアなどが原因で歩けなくなった場合、リハビリを行うことで状態が改善することがあります。

軽い足の曲げ伸ばしを行うストレッチや、歩行の介助などを行なってあげましょう。

軽い運動を行う

加齢による筋力の低下が起きている場合は軽い運動をしましょう。 激しい運動は控えて、軽い運動をすることで、筋力の回復や残っている筋力の低下を防ぐことができます。 

犬用のカートに乗せて散歩をする

犬用のカートに乗せて散歩をすることもおすすめです。 歩けないからといって散歩をやめてしまうと、筋力低下が進み、健康寿命を縮めてしまいます。

大型犬が歩けなくならないようにするための予防法

愛犬が歩けなくなる姿を見るのは辛いですよね。できるだけの予防を行うようにしましょう。

椎間板ヘルニアの予防法

椎間板ヘルニアの予防で重要なことは、腰に負担をかけないことです。 

太り過ぎは負担が大きく、椎間板ヘルニアを発症する原因となります。

適度な運動を行い、体重管理を行いましょう。

変性性脊髄症の予防法

変性性脊髄症の予防法は、まだ明らかになっていません。

ただ、変性性脊髄症では、発症した犬で遺伝子変異が発見されています。

そのため、変性性脊髄症を発症した犬、あるいは遺伝子変異を持つ犬の両親やきょうだい、血縁の犬は注意をする必要があります。

ウォブラー症候群の予防法

ウォブラー症候群の予防法は、幼少期に過度な運動をさせないこと、成長期に適切な栄養素を与えることです。

また、首に大きな負荷がかからないように、首輪ではなくハーネスをつける、首輪やチョークを急に引っ張らないことも重要です。

股関節脱臼の予防法

股関節脱臼の予防法は、事故や転落を防止することや犬を高いところに上らせないようにすることです。

また、抱っこするときは犬が暴れないようにし、嫌がるときには無理に抱っこしないようにしましょう。

まとめ

まとめ

今回は、大型犬が歩けなくなった場合の対処法や予防法について解説しました。

大型犬に限定した病気で歩けなくなることがあるので注意が必要です。

愛犬と1日でも長く時間を共にするためにできることを今日から行うようにしましょう。

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