「ペルシャ猫の火葬について知りたい」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

猫の中でも長く美しい毛を持つペルシャ猫はペットとして人気が高く、多くの家庭で飼われています。亡くなったときには、大切な家族の一員としてきちんと見送ってあげたいでしょう。

本記事では、ペルシャ猫の火葬方法から火葬後の埋葬までを丁寧かつ分かりやすく紹介します。

ペルシャ猫とは?

ペルシャ猫とは?

ペルシャ猫とは、中東の国イランを原産国とする猫です。イランはかつて「ペルシャ」とも呼ばれており、国の名前が由来となって「ペルシャ猫」と名付けられました。17世紀ごろにイランからヨーロッパへ、19世紀にはアメリカへと渡りました。

ペルシャ猫は貴重な動物

美しい長毛を持つペルシャ猫は、豪華な見た目からイギリス王族や上流貴族に愛された貴重な動物です。他の長毛種と交配を繰り返した結果、青色や黒色など多種多様な毛色の個体が誕生しました。

ペットとしての人気は衰えておらず、ペルシャ猫は仔猫1匹で約20万円が相場となっています。

ペルシャ猫の平均寿命

ペルシャ猫の平均寿命は15歳から18歳です。猫全体の平均寿命が14歳から15歳のため、ペルシャ猫は猫の中でも長命な部類になります。20歳以上生きたペルシャ猫もいたほどです。

ペルシャ猫の平均体重

ペルシャ猫の平均体重は、オスが約3kgから5.5kgで、メスが約3kgから5kgです。猫の平均体重は約3kgから5kgのため、ペルシャ猫の体重は一般的な猫の体重と変わりません。

チンチラ猫との違い

ペルシャ猫とチンチラ猫の最大の違いは、毛色です。ペルシャ猫には7種類の毛色があり、その中でゴールドやシルバーの明るい毛色を持つ個体がチンチラ猫とされています。

また、チンチラ猫はペルシャ猫よりも毛質が軽く、アイラインがくっきりして見え、緑か青の瞳をしていることが特徴的です。

ペルシャ猫の火葬に必要な2つのこと

ペルシャ猫の火葬に必要な2つのこと

寿命を終えたペルシャ猫を火葬にしたい場合は、以下の2つが必要になります。

  • ペルシャ猫の体重に合った火葬場を探す
  • 飼い主様に合った火葬プランを立てる

大切なペルシャ猫を天国へお送りするために必要な準備です。ひとつひとつ丁寧に行いましょう。

ペルシャ猫の体重に合った火葬場を探す

猫の火葬には、体重に合った火葬場を探す必要があります。火葬場の規定体重を超過、または超減していると火葬できない場合もあります。

亡くなった原因が病気である場合は、最後に測定した体重から減ってしまっている場合もあります。ペルシャ猫の場合、長毛で体型の変化がわかりづらいため、可能であれば亡くなった後に再度測定しましょう。

飼い主様に合った火葬プランを立てる

火葬場により火葬プランが異なります。訪問火葬や立会い火葬、一任個別火葬など亡くなった飼い主様にとって最適な火葬プランを考えてください

ペルシャ猫の火葬にかかる費用とは?

ペルシャ猫の火葬にかかる費用とは?

ペットの火葬には以下の3つの方法があります。

  • 個別火葬の場合
  • 合同火葬の場合
  • 自治体で火葬する場合

ご家族全体の意向やご自宅の状況などを確認してから火葬方法をお選びください。

個別火葬の場合

個別火葬の場合、飼い主様のペルシャ猫のみを火葬できます。火葬に立ち会えるので、ペットの姿を最期まで見守ってあげることができます。また、お骨拾いやお骨の持ち帰りを組み込むことも可能です。

火葬後の埋葬に関しては、自宅供養やペット霊園への納骨など多くのサービスがあります。しかし費用は高く、火葬場に全て任せる個別火葬は約25,000円で、立会い火葬の場合は約27,500円が必要です。

合同火葬の場合

合同火葬は、他のペットと一緒に火葬されます。1匹で火葬されることが可哀想だと思う飼い主様に向いている方法です。費用も個別火葬より安く、約17,600円からになります。ただし、ご遺骨が混ざるためにお骨は返ってきません。

自治体で火葬する場合

自治体でペルシャ猫を火葬する場合、お住まいの自治体が運営しているホームページにて申し込みしてください。ペットのご遺体は「一般廃棄物」となり、自治体へ引き渡されます。ペットのペルシャ猫とのお別れはこの時点で終わりです。

その後は、焼却され、お骨も返ってきません。そのまま埋め立て地に運ばれます。費用は自治体ごとに異なるため、各自治体へお問い合わせください。

ペルシャ猫の火葬のメリットとデメリット

ペルシャ猫の火葬のメリットとデメリット

ペルシャ猫を火葬する場合は良い点と悪い点があります。

火葬のメリットとデメリットのどちらが飼い主様にとって重いものか、よくお考えになって決めてください。

ペルシャ猫を火葬するメリット

火葬せずに埋葬する場合は土葬となり、土壌に悪影響が出る可能性があります。マンション暮らしなど自宅周辺に埋葬場所がない飼い主様もいるでしょう。

火葬場で火葬すれば飼い主様ご自身だけで無理をすることなく、ご自宅でゆっくりとペルシャ猫を供養できます。

ペルシャ猫を火葬するデメリット

個別火葬や合同火葬、自治体での火葬などいずれかの方法をとっても費用がかかるという点が最大のデメリットです。シンプルなプランを提供している火葬場も多いですが、それでも火葬から埋葬までそれなりの費用はかかります。

ペルシャ猫を火葬する流れ

ペルシャ猫を火葬する流れ

ペルシャ猫を火葬する大まかな流れはこちらになります。

  1. 正しく安置する
  2. 火葬プランと火葬業者を選ぶ
  3. 埋葬・供養する

特に②と③の順番を間違え、②を飛ばしてしまうとトラブルが起こる可能性があるのでご注意ください。

正しく安置する

飼い主様のペルシャ猫が天国へ旅立ちましたら、薄めのタオルを敷き少し大きめの箱にそっと入れてあげてください。死後硬直が始まる前に手足をラクな姿勢にしてあげたら、保冷剤を背中やお腹の部分に当たるよう配置しましょう。

火葬する当日まで日にちがある場合もあります。冷やすことを欠かさずに、ご自宅の涼しい場所に安置することが最適です。

火葬プランと火葬業者を選ぶ

ご家族の皆さんとご相談して、飼い主様のペルシャ猫にぴったりの火葬プランと火葬業者を選んでください。多くの火葬業者が24時間体制で受付をしています。都合の良い日付を確認し、火葬プランと葬儀の予約をとりましょう。

予約の際は飼い主様のご要望を伝え、疑問点もしっかりと尋ねてください。永眠したペルシャ猫を正しく供養するために必要なことです。

埋葬・供養する

火葬のときが来たら、火葬プランに沿ってペルシャ猫を供養してください。火葬時間はペルシャ猫の大きさにより異なりますが、約1時間です。

火葬後はご自宅やペット霊園に納骨したり、海に散骨したりすることもできます。飼い主様の気持ちが納得できるようにペルシャ猫を供養してあげてください。

大切なペットの最期を良い形で見届けよう

大切なペットの最期を良い形で見届けよう

本記事ではペルシャ猫の火葬方法や費用、火葬の流れまで紹介しました。飼い主様のペルシャ猫が火葬により笑顔で天国へ旅立てるように、本記事を少しでもお役立てください。

COCOペットでは知識が豊富な信頼できるスタッフとともに、大切なペットを見送るにふさわしい火葬プランを提供しています。

24時間365日お問い合わせを受け付けているので、お気軽にご連絡ください。