猫は可愛らしく、何か動物を飼いたいと考えたときに真っ先に思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、猫は自由でそっけないと感じられる面もあります。

その自由気ままさも魅力であるものの、「甘えん坊な子を飼いたい」という方は飼うか悩んでいるかもしれません。

この記事では、猫に甘えん坊になってもらうコツと、甘えん坊な猫と接する際の注意点、甘えん坊な猫の特徴をご紹介します。

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猫に甘えん坊になってもらうコツ

猫に甘えん坊になってもらうコツ

猫の性格は性別や種類、環境などにより変化するため、コツをつかめば甘えん坊になってもらうことも可能です。ここでは、猫に甘えん坊になってもらうためのコツを3つ紹介します。

オス猫を選ぶ

オスは本能に忠実な性格で、何かを要求することに長けています。そのため、飼い主に対して餌が欲しい、遊んで欲しいなどという欲求を甘えた仕草でストレートに伝えてきやすい傾向があります。

また、去勢をしたオス猫は攻撃性が軽減されるため、甘えん坊になりやすいようです。ただし、去勢手術は本来の身体機能を強制的に停止させるものです。甘えん坊になって欲しいからといって行なうものではないことは心得ておきましょう。

なお、メス猫は、自立心が強く落ち着いている傾向がありますが、家族のなかでも特定の人にだけ甘えん坊になることがあります。

甘えん坊になりやすい猫種を選ぶ

猫のなかには甘えん坊になりやすいと言われている猫種もあります。

例えば、アメリカンショートヘアは穏やかな性格でありながら、人懐っこく遊ぶのも好きで甘えん坊になりやすいと言われています。

また、メインクーンは古くから人と暮らしていたこともあり、懐きやすく甘えん坊な仕草も見せてくれやすい特徴があります。

賢いと言われているスコティッシュフォールドも、人やほかのペットと過ごすのが得意で、甘えん坊になりやすいでしょう。

なお、猫にはさまざまな毛色があり、オレンジ色に赤褐色の縞模様が入った茶トラは甘えん坊になりやすいと言われています。

人と関わる機会を増やす

猫の性格はおもに子猫のときに形成されるため、この時期に人とかかわる機会を増やすと甘えん坊になりやすいと言われています。特に社会化期と呼ばれる生後7週齢頃までに、多くの人とかかわるのがポイントです。

猫は人とのかかわりを通して優しさを認識し、物怖じせず安心して接することができるようになります。そして甘えた仕草も素直に表現できるようになるのです。

甘えん坊になって欲しい場合は子猫のときにお迎えし、散歩などの際に家族以外の人とも触れ合う機会を作るとよいでしょう。

甘えん坊な猫と接する際の注意点

猫が甘えてくるのが可愛いからといって、構いすぎるのは良くありません。構いすぎると分離不安症になるおそれがあります。

分離不安症になると、飼い主から離れると不安を感じ、大きな鳴き声を上げたり、物を壊したりといった問題行動を起こすようになります。飼い主と過ごす時間が長いほど発症しやすいため、どれだけ可愛くても我慢をして、過剰に構うのは控えましょう。

また、甘えん坊な猫に接する際は、慢性ストレスにも注意が必要です。猫はストレスを感じやすく、特に甘えん坊な猫は、構ってくれないだけでもストレスになることがあります。慢性的にストレスを感じる状態になると、神経質になったり攻撃的になったりします。

部分的な脱毛や嘔吐、下痢などの症状が表れる場合もあります。少し撫でたり、一人遊びができる環境にしたりするだけでも、慢性ストレスは回避できます。

こんな特徴が見つけられたら実は甘えん坊

こんな特徴が見つけられたら実は甘えん坊

ここでは、甘えん坊な猫によくある特徴を3つ紹介します。

スキンシップが多い

猫は甘えん坊になるとスキンシップが多くなります。膝の上に乗ったり頭を擦りつけたりする場合、それは甘えん坊の仕草であることが多くあります。

飼い主が移動するたびに、足もとにまとわりついて甘えてくることもあります。体の上に乗り、足踏みをするのも甘えた仕草の一つです。

また、スキンシップを求めてくる際のしっぽの振り方から、猫の感情を読み取ることも可能です。詳しくは以下のページで詳しく解説しています。

関連記事:【専門家監修】猫がしっぽをふるのはどんなとき?感情の読み取り方

邪魔をしてくる

猫がパソコンの上に乗ったり、本を読んでいるときに本と顔の間に入り込んだりして、飼い主の邪魔をすることはよくあります。

飼い主の邪魔をするのは、構ってほしいサインかもしれません。作業の手を止められるのであれば、一度猫と遊んであげましょう。しばらくすると満足して邪魔をしなくなるかもしれません。

喉を鳴らす

何かをねだるときに、甘えて喉をゴロゴロ鳴らす猫もいます。猫は基本的にリラックスしているときや何かを要求するとき、不安なときなどに喉を鳴らしますが、それぞれ音程や見せる仕草に違いがあります。

リラックスしているときは中低音で喉をゴロゴロ鳴らし、目を細めたりお腹を見せたりして甘えてきます。

なお、何かを要求するときは、リラックスしているときより高い音で喉を鳴らします。また、ストレスを感じているときは低い大きな音で喉を鳴らし、威嚇したり毛を逆立てたりすることも覚えておきましょう。

まとめ

「甘えん坊の猫と一緒に暮らしたい」という方は、甘えん坊になりやすい猫種やオス猫を選ぶと一緒に暮らせる可能性が上がるので検討してみましょう。

一緒に暮らし始めた後は、人と接する機会を増やすと甘えん坊になりやすくなります。

ただし、接する機会を増やしすぎると、分離不安症や慢性ストレスを起こす可能性があるので注意してください。

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